10歳以下は注意?子供へのコーヒーの影響とお勧めコーヒー

 

大人になってコーヒーを楽しむようになったという人は多いと思います。子供のうちは、苦くてあまりおいしくない、というイメージですが、コーヒーは子供にとってどんな影響を与えるものなのでしょうか?






1)子供にコーヒーを飲ませるとどうなるの?

コーヒーは、大人の嗜好品というイメージが一般的だと思いますが、コーヒーは子供に対して、どのように影響するのでしょうか。

【1】なぜ子供にコーヒーは良くないと言われるの?

コーヒーに含まれるカフェインには、覚醒成分が多く含まれていて、寝つきへの影響や、興奮作用が子どもへ悪い影響をもたらす可能性があると考えられています。

こうしたことから、子供にコーヒーを与えるのは良くないというイメージが一般的になっています。

【2】どの成分が子供に注意が必要?

コーヒーに含まれるタンニンやクロロゲン酸という成分の中には、「鉄分やビタミンが体に吸収されるのを阻害する」働きのあるものがあります。

これらは大人でも注意が必要な場合があり、成長期である子供にとっては、その成長を阻害する可能性があると考えられます。

【3】何才くらいからならコーヒーを与えてもいいの?

1つの目安として、体重が50kgを超える年齢の12~15歳以上であれば、大人と同様に子どもがコーヒーを飲んでも良いと考えられています。

子供が10歳以下である場合は、ミルクや砂糖を加えながら楽しむことが好ましいです。実際には、コーヒー牛乳やコーヒー味のお菓子など、子供がコーヒー味を楽しむことができる飲食物は数多くあります。

コーヒーカップとコーヒー豆

2)カフェインの摂取量が子供に与える影響とは

大人でも過剰摂取をすると危険な状態になってしまう場合がありますが、子供がカフェインを摂った場合はどのような影響があるのでしょうか。

【1】子供が摂取可能なカフェインの量ってどのくらい?

カナダの保健省が消費者に向けて、カフェインについての注意喚起を発表しました。

内容は、健康な大人が1日当たりに推奨されるカフェインの摂取量を400mgと設定した場合、4~6歳の幼児では、「1日当たり45mg程度」が推奨量、また、7~9歳の小学生では「1日当たり62.5mg程度」、10~12歳の中学生では「1日当たり85mg程度」と、それぞれ推奨されています。

400mgのカフェイン量というのは、237mlの8オンスカップでコーヒー3杯分が目安です。

【2】カフェインの取りすぎが子供に与える影響とは?

カフェインの摂りすぎは、大人と同様に、頭痛、動悸などの危険な状態に襲われます。海外ではカフェイン過剰摂取による子供の死亡事例もあります。

大人でも注意が必要なカフェインの摂取量なので、大人以上にカフェインの摂りすぎには気をつけなければいけません。

3)子供でも飲めるカフェインレスコーヒーについて

子供がコーヒーを楽しむには、どのような方法があるのでしょうか。カフェイン含有量が少ない「カフェインレスコーヒー」について見ていきましょう。

【1】そもそもカフェインレスコーヒーとは?

特殊な製法を用いて、生豆の段階でコーヒーからカフェイン成分を90%以上除去したコーヒーを指します。

カフェインの中枢神経興奮作用による不眠などを防ぐことができるので、就寝前や、カフェイン量の調節をしながらコーヒーを楽しみたいという人に人気があります。

【2】何才からならカフェインレスコーヒーを飲ませても大丈夫なの?

カフェインレスと言っても、100%カフェインが含まれていないわけではありません。一般的なコーヒーに比べて、かなり少ないカフェイン量であるということです。

明確な決まりはありませんが、ある程度カフェインを摂取しても問題ないとされている、12~15歳以上であれば、安心して飲むことができると考えられます。

【3】子供に飲ませるカフェインレスコーヒーの適量は?

幼児は1日当たり45mg程度、小学生は1日当たり62.5mg程度、中学生は1日当たり85mg程度の範囲内で、摂取すれば問題ありません。

カフェインレスなので、一般のコーヒーよりも杯数を気にせずに飲むことができますが、微量でもカフェインは含まれているので、注意して飲みましょう。

コーヒーを持つ女の子

4)ママも安心!オススメのカフェインレスコーヒー4選

身近なスーパーやネットショッピングでも手に入れることが可能になった、カフェインレスコーヒーです。どんな種類があるのか、見てみましょう。

【1】その1:たんぽぽコーヒー

「たんぽぽコーヒー」とは、たんぽぽを原料として作られた飲み物で、色はコーヒーに似ています。

たんぽぽに含まれるクロロゲン酸という物質はコーヒーのも含まれており、これがコーヒーに似た風味を生み出します。

コーヒーは使用していないため、カフェインは含まれません。コーヒー専門店などで入手可能です。

【2】その2:小川珈琲・カフェインレスブレンド

スーパーでも簡単に手に入るのが、小川珈琲株式会社が出しているカフェインレスコーヒーです。カフェインは97%除去されています。

カフェインレスでもコーヒーのおいしさを楽しめるように、コロンビアやグアテマラをブレンドして作られています。

【3】その3:ラバッツァ・デカフェ

エスプレッソで人気のあるイタリアのラバッツァ(片岡物産)が出しているカフェインレスコーヒーです。

コーヒーの専門としたバラエティショップなどで入手可能です。カフェインを90%以上除去しています。

【4】その4:コンビニ(ローソン)

身近なコンビニでも、カフェインレスコーヒーを取り扱っている店舗があります。

コンビニチェーンのローソンでは、一般のコーヒーよりも50円程度高い値段で、カフェインレスのブラックコーヒーとカフェラテを取り揃えています。カフェインを97%除去しています。

5)子供に飲ませても大丈夫なコーヒーはカフェインレスだけ?

カフェインが心配でも、子供にコーヒー味を飲ませてあげたい場合や、子供が飲みたがった場合、飲むことができるコーヒー飲料はあるのでしょうか。

【1】カフェオレやコーヒー牛乳も子供に飲ませないほうがいいの?

ミルク量の多い「乳飲料」に分類されるものと、コーヒー量の多い「コーヒー飲料」に分類されるものとでは、後者のほうがカフェイン含有量は高くなります。

市販のコーヒー牛乳やカフェオレには、カフェインだけでなく砂糖も多量に含まれています。子供に与える際には、小分けにして出すなどして、多量に摂取しないように見守ることが好ましいです。

また、砂糖やコーヒーの量を調整した手作りのものを与えるのも良いでしょう。

【2】ココアは大丈夫なの?コーヒーとの違いってなに?

ココアの中にも、コーヒーと同じカフェインは微量ですが含まれています。ただし、コーヒーと違うのは、カフェインの量自体は微量であることと、別の物質で「テオブロミン」という物質が含まれており、この物質が、リラックス効果・中枢刺激作用による利尿作用を起こします。

カフェイン同様、妊婦や子供、また夜間の摂取は気を付けたほうが良いと言えます。

コーヒーゼリーを食べる子供

6)コーヒーゼリーは子供に食べさせていいの?

コーヒーを使って作られているコーヒーゼリーは、子供のおやつに、という人も多いと思います。ただし、コーヒーと同様にカフェインが含まれているので、注意が必要です。

【1】市販のコーヒーゼリーのカフェインの量はどの程度?

市販のコーヒーゼリーには、1個70gの場合、おおよそ25mgのカフェインが含まれています。これは、4~6歳の子ども1日当たりの摂取推奨量45mgの約半分に匹敵し、食品の中では「カフェイン含有量が多い」と言えます。

また、砂糖が多く含まれていたりクリームが付属しているものであれば、その分カロリーも高くなります。コーヒーと同様、手作りのものを与えるのも良い方法です。

【2】何才からならコーヒーゼリーを食べさせてもいいの?

明確な決まりはありませんが、0~3歳のうちは、カフェインを摂取すること自体があまり好ましくないと考えられるので、与える場合は4歳以降の幼児からであれば、摂取量を超えない範囲で可能です。

ただし、70gを1つ与えただけでも摂取量の半分に達してしまう程カフェインの含有量が多いため、小学生までは与える必要はないと考えることもできます。

また、12~15歳以上であれば、大人と同様に子どもがコーヒーを飲んでも良いと考えられているため、食べても問題はありません。

7)子供に飲ませる時には注意!カフェインが含まれる飲み物5選

カフェインが含まれている飲み物は身近にたくさんあります。どんなものがあるのか、見ていきましょう。

【1】その1:コーヒー

ドリップしたコーヒーであっても、販売されているコーヒー飲料であっても、「コーヒー」であればカフェインが含まれています。100mlで約60mgの含有量です。

【2】その2:玉露の入った緑茶

緑茶の中でも「玉露」入ったものは、同じ量を飲んだ場合、100mlで約160mgのカフェイン含有量です。これは、コーヒーを超えるカフェイン量なので、注意が必要です。

【3】その3:ココア

子供が大好きな飲みものというイメージのあるココアにも、4gを使用して作った場合、100ml中に約8mgのカフェインが含まれています。ココアにも覚醒作用があるので、夜間の摂取は気をつけましょう。

【4】その4:栄養ドリンクやエナジードリンク

100mlあたり約40~50mgのカフェインが含まれています。容量の少ないものもありますが、大容量のものも中にはあります。

含有量はコーヒーに匹敵するため、多いと言えます。小学生などが好奇心で飲みすぎてしまうことのないように、注意を促しておくことが必要です。

【5】その5:コーラ

100ml中に約10~13mgのカフェインが含まれています。子供が好む飲み物の中では、含有量はかなり少ないと言えます。ただし、炭酸飲料には大量に砂糖が入っているので、飲みすぎには注意が必要です。

コーヒーを持つ子供

8)子供にコーヒーを飲ませることに関するQ&Aコーナー

【1】中学受験の小学生がコーヒーを飲むのは大丈夫なの?

勉強のために夜間などに摂取すると、その後の眠りの妨げになるなど、成長期では好ましくない影響が出ることになります。

ミルクを多く入れるなど、コーヒー量をごく微量に落とすことで、推奨量を守ることは可能ですが、大人と同じようにコーヒーを飲むことができる成長段階ではないので、好ましいとは言えないでしょう。

【2】カフェインが入ってるチョコも与えすぎは良くない?

チョコレートにも、微量にカフェインが含まれています。これは興奮作用や利尿作用をもたらす量ではありませんが、ミルクチョコレートよりもブラックチョコレートのほうがわずかに多いとされています。

また、「高カカオ」を謳ったチョコレートには、一般的なカカオ量のものよりも、4倍ほど多くのカフェインが含まれており、板チョコ半分程度の28gの量にに3~4mgのカフェインが含まれています。

子供に与える場合は、ミルクチョコレートが好ましいでしょう。

【3】海外の親は子供がコーヒーを飲む時、気をつけていることってあるの?

オーストラリアには、小さなカップにホットミルクを注ぎ、その上に泡状にしたミルクを乗せて、仕上げにチョコレート(ココアパウダー)を乗せた「ベイビーチーノ」という商品があります。

この商品にはコーヒーが一切入っておらず、大人と一緒にカフェ気分を味わうことができるとして、人気があります。最近では日本のファストフード店でも、このベイビーチーノを取り扱うお店があります。

【4】授乳中にノンカフェインコーヒーを飲むことは子供に影響あるの?

カナダ保健省の発表によると、妊婦や授乳中の母親は、1日のカフェイン摂取推奨量は300mgとされています。

コーヒーなら200ml程度のカップで2杯の量です。カフェイン入りのコーヒーを飲むことによる、授乳中の影響はないという結果も出ているので、さらにカフェインの少ないカフェインレスコーヒーであれば、問題ないと言えます。






まとめ

【1】大人と同様、子供にもカフェイン摂取の推奨量が決められており、成長段階に合わせて、注意していく必要がある。

【2】海外発祥の、コーヒーが入ってない「ベイビーチーノ」を活用すると、大人も子供もカフェ気分を味わうことができる。

【3】カフェインレスのコーヒーは、各社から発売されており、コンビニでも気軽に手に入れることができる。それぞれ味や風味が異なるので、比較して楽しむことができる。

【4】カフェインが多く含まれている飲み物としては、コーヒー、玉露煎りのお茶、栄養ドリンクなどがある。

【5】大人と同様にコーヒーが飲める年齢になるまでは、子供が摂取するカフェイン量には注意して飲食物を与える必要がある。

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