これはハマる?コーヒーと緑茶ブレンドで大人な味わいを楽しもう

昨今のコーヒーブームに乗って、色々なアレンジコーヒーを紹介する記事が増えてきました。今回はその中でも「ちょっと…味が想像できない!?」と評判の「コーヒー緑茶」についてです。世界を席巻してきた2つの飲み物の成分や人気のレシピを見ていきましょう。






1)そもそも「コーヒー」と「緑茶」って美味しいですか?

【1】味覚上の「コーヒー緑茶」

(1)コーヒーの成分

コーヒー豆に含まれる成分は700を越えると言われています。

現在でも全容が解っておらず、品質や生産地、研究者の分析法などによっても違ってくるというのだから驚きですが、それでも発表されている資料から我々にとって特に関係するものを挙げると、水分やカフェイン、クロロゲン酸(※ポリフェノール類・タンニン酸の主成分)、芳香成分などになります。

この中で「味わい」に関係しているのは、カフェインの少々の苦み成分、そしてクロロゲン酸の確かな渋み、その他の「酸味」の成分「リンゴ酸、クエン酸、その他の微量の酸」です。

(2)緑茶の成分

日本でも古くから様々な効能があるとして、親しまれている緑茶。「朝茶は七里帰っても飲め」や「新茶は寿命が延びる」などのことわざが表すように、近年色々な嬉しい効果を持っていることが明らかになってきています。

そんな日本茶の成分はタンニン、テアニン、そしてカフェイン、更にビタミン類が多く含まれています。

「タンニン」と言っても、渋みの一種であることには違いはありませんが、コーヒーの「タンニン」は「クロロゲン酸」で、緑茶の場合は皆さんご存知の「カテキン(類)」です。

そして、もう一つ「テアニン」というのが「茶(チャ)」に含まれる「アミノ酸」の1種であり「うま味成分」なのです。

日本の緑茶はビタミン類を多く含むことで有名ですが、特に「ビタミンA(ベータカロチン)、C、E」が豊富です。

このビタミン類は相当の野菜を摂るより10から20倍含まれることでも知られていて、更に「壊れにくい」という性質まで持っているため、緑茶は非常に優れた飲み物だと言えるのです。

他にもカリウム、カルシウム、リンなどのミネラル分、抹茶の場合は食物繊維やクロロフィルまで含まれていて、海外のセレブや健康志向の人たちからの注目が集まっています。

(3)味を数値化する

コーヒーや緑茶(他の茶も同様)は、商品化されるまでに「カップテスター」やそれに似た工程を経ています。

コーヒーの味は、飲む人の精神状態によって「苦味」と「酸味」の感じ方が違ってくると言われていて、味を検定するプロは「感情的に安定している」ことが重要な資質であるとされているほどです。

コーヒーの味わいを数値化する実験では、コーヒーの酸味は「果物(柑橘系)」の持つ酸味と同じで、甘みを伴っていることが解っています。

その際、酸味度を「pH」で調べると、コロンビア豆の浅煎りの場合は「トマト」とほぼ同等の酸味があるという結果になるそうです。環境や温度で結果は変わることもあるようですが、この値は「味わい」のイメージの一助になるのではないでしょうか。

【2】「コーヒー緑茶」ってどんな味?

2つの飲み物の成分として「タンニン」と「カフェイン」更に酸味などが共通していますので、それぞれの持つ色や摂取するシーン別のイメージよりも、親和性が高い味わいであると言えます。

そこにお互いの特徴である酸味やカテキン、テアニンなどのうま味成分が加わりますが、この辺りは飲んだ人の嗜好やそのときの気分によって、受け止め方がかなり変わると言えるのです。

コーヒーとお菓子とお茶

2)コーヒー緑茶との付き合い方

【1】1日の適量とは?

(1)適切なカフェイン量

日本では「カフェイン」の摂取上限量は決められていませんが、欧米やアジアの国でも推奨されている量が存在しています。

「欧州食品安全機関(EFSA)」による、カフェインの「安全性に問題のない摂取量」は、

健康な成人で1日400mg、妊婦・授乳婦で200mg、3~18歳の小児で3mgまでとなっています。

(2)主要な飲み物のカフェイン量

・コーヒー(焙煎したもの→ドリップ) 150ml:カフェイン量:100mg ★

・コーヒー(インスタント) 150ml:カフェイン量:65mg

・コーヒー(エスプレッソ) 40ml:カフェイン量:77mg

・緑茶150ml:カフェイン量:100mg(飲み分ける人数による~20mgなど)★

・玉露150ml:カフェイン量:180mg(飲み分ける人数による)

・コーラ350ml:カフェイン量:34mg

・栄養ドリンク100ml~300ml:カフェイン量:50mg~100ml程度

【2】コーヒーと緑茶を合わせて飲む

それらを踏まえて「コーヒー緑茶」を100cc~150cc作るとすると、50ccずつ混ぜ単純にカフェイン量は半分になり、また合わさり平均的に1杯100mg前後のカフェインを摂ることになります。

(※緑茶のテアニンはカフェインの働きを抑えますので、コーヒーを同量飲んだときよりも働きは緩やかになると思われますが)

そこにお互いの持つ酸やビタミン、などが加わるということです。味わいには「相殺」と「相乗」がありますので、強すぎるものは同じ性質同士で抑え合い、淡いものはお互いに強くなる傾向にあります。

どちらの特徴も無くさず、角のない飲み口になると言えます。

出典:「栄養素図鑑(新星出版社)」「コーヒー学入門(人間の科学社)」「珈琲事典(新星出版社)」「珈琲の事典(成美堂出版)」

参考:ネスレ日本:ネスレなぜなに?「コーヒーと健康」専門家インタビュー記事シリーズ~東京福祉大学短期大学部・栗原 久教授pdf.(https://www.nestle.co.jp/asset-library/documents/nhw/interview10.pdf

お茶 和風 畳

3)コーヒーと緑茶のブレンド方法3選

【1】ペーパードリップ方式

ハンドドリップの要領で、コーヒー豆をペーパーフィルターに入れる際に、一緒に緑茶の茶葉をブレンドしてセットし、沸騰から一呼吸置いたお湯で抽出します。

また、インスタントのドリップコーヒーの袋を開封し、ペーパーの中で緑茶の茶葉を軽く混ぜてからポットのお湯で淹れても問題ありません。

インスタントドリップは簡単に試せるので、お好みの味を探してから、好きな銘柄で贅沢にハンドドリップを試してみるのも良いかも知れません。

また使用するお湯の温度を下げると、緑茶のうま味や甘みがより強く抽出することが出来ます。(※慣れないうちは、緑茶の量を少なめにするのがコツ)

【2】ペットボトル+ペットボトル方式

ペットボトル飲料として販売されているスタンダードな飲み物だから出来る、出来上がっているものをお互いに合わせるだけというお手軽な方法です。

市販のペットボトル同士の相性を、試してみるのも面白いかも知れません。まずは無糖のものから試してみると、より違いが分かりやすいですね。

緑茶ペットボトル+スティックコーヒー(粉)や、緑茶(粉末や抹茶)+ペットボトルコーヒーなど、組み合わせは無限大です。

またトッピングとして「レモン」を数滴プラスするのも、フレーバーティーとしてクオリティアップを狙えるかも知れません。(※コーヒーの成分には、柑橘系の酸味があるので好相性)

【3】クリーマーで作る「抹茶フォームド・ミルク」乗せ方式

コーヒーは通常のハンドドリップや、インスタント、缶コーヒーなど何でも構いません。もちろん、お気に入りのアイスコーヒーでも。

お好きな形態で、カップやグラスに注いで準備しておいてください。次に別の(深めの容器)マグカップなどでミルクを温め(レンジで20~30秒加熱)て、お好みの量の「抹茶」または「粉末茶」をスプーンなどでかき混ぜ、溶かします。(※別の容器で、少量のお湯と先に溶かした抹茶液を使っても良い)

抹茶の混ざったミルクを市販のクリーマーなどで泡立てます。出来上がったフワフワの「抹茶ミルク」をコーヒーに乗せるように合わせてください。

お好みでオレンジ(カップやグラスに引っ掛かるように皮と果実部分に包丁を入れておく)などの柑橘系の果物を付け合わせても、華やかで香りも良いでしょう。






まとめ

【1】コーヒーと緑茶の成分の共通点とは

【2】お茶特有のタンニン類「カテキン」や壊れにくいビタミンなど

【3】味を数値化する実験から、味わいの根拠を考える

【4】カフェインを含む2種類の飲み物の飲用上限は

【5】コーヒーと緑茶をアレンジするための簡単レシピ

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